10月中旬、Starlinkのアンテナが我が家に届いた。
東京都内に住んでいて、わざわざStarlink使う必要はなさそうだが、最近災害に対する意識が高まっているのもあり、アンテナ購入してセットアップまでしてみた。
このブログは宇宙を経由して書かれています(?)
発送まで
僕は 2021/03/03 にデポジットを入れてずっと待っていた。
その後予約したことを完全に忘れてたが、2022年10月、突然 "あなたのStarlinkの発送準備が整いました!7日以内にご注文を確定してください。" というメールが来た。
セットアップ
ハードウェアのセットアップは、アンテナを三脚にくっつけてコンセントにつなぐだけ、というかなりシンプルなもの。
ソフトウェアのセットアップも、Starlinkのアプリの手順に従って Starlink本体のWifiに接続→ID/Passwordを設定→再度Wifi接続 で完了する。
電源は3ピンなので、我が家では変換して使用した。
アプリには設置場所が適しているかを確認する機能があり、カメラで空を撮って電波の入りを確認できる。
周囲に巨大な建造物がいくつかあるので、若干電波受信範囲が狭いがそこは後で考えることにする。
speedtestとか
早速スピードテストをやってみた。
時間と天気によって結構変わるので参考値になるが、下りはだいたい120 Mbps 〜 230Mpbsぐらいは出るようだった。
環境
- MacBook Air (M1, 2020)
- macOS Monterey 12.3.1
- 1Gbps有線LAN
有線LANポートが1つあるので、そこに接続してテストしている。
まずはMacについているコマンドの networkQuality
から。
at 2022-10-15 12:59 ❯❯ networkQuality ==== SUMMARY ==== Upload capacity: 17.162 Mbps Download capacity: 117.751 Mbps Upload flows: 12 Download flows: 16 Responsiveness: Medium (358 RPM)
Cloudflareとfast.comでもテストしてみた。
天気は晴天だった。
普通に使う分には全く問題ない速度が安定して出るようだった。(むしろ、光より早い可能性もある!?)
衛星経由ということは国がどこになるのかというところが気になるが、GeoIPで確認してみると、Tokyo判定になっていた。
一応digもしてみる。
at 2022-10-15 13:22 ❯❯ dig -x `curl http://checkip.amazonaws.com -s` ; <<>> DiG 9.10.6 <<>> -x 206.83.125.54 ;; global options: +cmd ;; Got answer: ;; ->>HEADER<<- opcode: QUERY, status: NOERROR, id: 5626 ;; flags: qr rd ra; QUERY: 1, ANSWER: 1, AUTHORITY: 0, ADDITIONAL: 1 ;; OPT PSEUDOSECTION: ; EDNS: version: 0, flags:; udp: 4096 ;; QUESTION SECTION: ;54.125.83.206.in-addr.arpa. IN PTR ;; ANSWER SECTION: 54.125.83.206.in-addr.arpa. 173 IN PTR customer.tkyojpn1.pop.starlinkisp.net. ;; Query time: 1 msec ;; SERVER: 192.168.1.1#53(192.168.1.1) ;; WHEN: Sat Oct 15 13:22:57 JST 2022 ;; MSG SIZE rcvd: 106
契約とか
FAQが充実しているので、契約にあたっていろいろ読んだ。
まずアンテナ購入 + 月額 ¥12,300 がかかるサービスになっている。
購入後届いた時点ではレジデンシャルサービスと呼ばれる契約プランになっていて、ヘルプセンターから引用すると以下のようになっている。
レジデンシャル Starlink 優先的なサービス: Starlink では、登録された契約住所にいるユーザーにネットワーク リソースを優先的に提供します。
使用例:
Starlink を自宅のインターネットにだけ使用したい。旅行中は不要。 複数の Starlink を別々のサービス提供場所に設置し、優先的にサービスを受けたい。
衛星アンテナを移動することができず、移動して使いたい場合、Portabilityという機能を追加する必要があるらしく、これは追加で月額¥2,800かかる。
Starlink の Portability 機能とポリシーについて教えてください。
現時点では持ち運ぶ予定がないのでポータビリティ機能は追加していないが、今後追加するかもしれない。外だったらpovo使うとか、携帯電話のネットワークでいい気もするが……
今後
我が家のルーターは UDM Pro を使っているので、WANの冗長化ができる。意味あるのか?という気もするが、災害が起きたときの保険としてはいいのかもしれない。