今月(2024/11)の半ばごろに発売されたubiquiti製NAS、UNAS Pro を買った。
ハードウェア的にはおそらく UNVR Pro と同じで、NASとして特化したハードウェアになっている。
US storeで$499.00だった。ラックマウントのNASとしては結構お手頃感がある気がする。
ただし、現状日本未発売でUS Storeは日本には直接発送してくれないので転送サービスを使う必要があり、結構な金額になってしまうので安いかというと微妙だったが……
現在、自宅のNASにはQNAPのラックマウントNASを使っているが、以下の理由でUNASに置き換えてもいいかなと思った。
- NASをバックアップ用途でしか使っていない
- QNAPの高性能なモデルを使っているが、仮想化環境は別途用意したMinisforum MS-01やMac miniで対応しており、NASの機能を持て余している
- Unifi製品が増えるとダッシュボードが充実する
なぜかアカウントのパスワードが長すぎるとUnifiアプリでセットアップが絶対失敗するという問題が起きたが、それ以外はインストール〜使えるようになるまでかなり簡単だった。
ひと通りセットアップが終わったら*1Site ManagerにUNAS Proが増えた。 また、Unifi Identity が自動で有効になった。
MacのTime Machineを設定し、SpeedTestを実行してみた。UNASはSFP+ポートに接続し、Macは25Gbpsで接続。
結果は、書き込み速度が300MB/s〜500MB/s程度、読み込み速度が800MB/s程度とNASとしては十分な性能だとおもう。
Uテスト時のUNASバージョンは UniFi Drive Application 1.16.10
UNAS Proの設定はNASに必要な機能が揃っていて、ユーザーごとにフォルダを設定できる。試していないがUnifi Identityでドライブの割当とかができそうな雰囲気を感じた。
ただ、バックアップ用途で利用しているため個人的にかなり気になるのが
- UPSを接続できない
- (現時点では)Unifi Protectの映像を自動でバックアップする機能がない
という点がある。USBポートなどがないので、UPSを接続して安全にシャットダウンすることができない。 GUI上でもNUTのような機能は確認できなかった。ただし、Google Driveや別のUNASへの自動バックアップ機能があるため、設計としてはデータの安全性をそちらで担保する方針になっているんだと思う。
万一の電源断に備えるには、SSHでログインしてシャットダウンコマンドを送るスクリプトを作成する必要がありそうだ。*2
とはいえQNAPを利用していた頃よりファンの騒音も減ったし、自分の用途にマッチしているので買ってよかったと思う。